「助けて」と言えなかった私。とても苦しかった

森の中の静かな小道のそばに置かれた木製のベンチ

人に頼ることが苦手な人がいます。
助けてと言う前に、まず自分で何とかしようとする人です。

私も、長い間そうでした。
子育てのことで悩んでいましたが、人前では困っていないふりをしていました。
悩んでいると気づかれないように、平気な顔をしていました。

本当は一人で抱えきれなくなっているのに、
誰にも言えず、苦しい時間だけが過ぎていきました。

「助けてと言えない性格だから仕方ない」
そう思っていたのですが、
今振り返ると、少し違っていたと感じています。


目次

助けて」と言えなかったのは、弱いからではなかった

助けてと言えない人は、
決して怠けているわけでも、甘えているわけでもありません。

むしろ、こういう人が多いと感じます。

・最後までやり切ろうとする
・きちんとやろうとする
・迷惑をかけないように考える
・自分の責任だからと頑張ろうとする

私自身も「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と
自分に言い続けていました。

私の場合は、自分一人で頑張ろうと思っていただけではありません。
人に相談する、という経験がありませんでした。

誰かに「助けて」と言っても良いと、知らなかったのです。


本当に苦しかったのは「一人で考え続けていたこと」

一番つらかったのは、
子育てに関する悩みそのものよりも、
一人でぐるぐると考え続けていたことでした。

同じことを何度も頭の中で繰り返し、
答えが出ないまま、疲れていく。

人に話していないので、
整理されることもなく、
「これでいいのか分からない」状態が続きました。

今思い出すと、この状態が、自分が思っている以上に消耗していたと思います。


話すことは「甘え」ではなく「整理」だった

ある時、私の状況を見かねた専門家が家庭訪問に来ました。

「今、何が起こっているの?」

私は何をどう話したのか、今となってはよく覚えていません。

その人は、専門家として、私の状況を客観的に聞いていました。
その人は、私にアドバイスをしませんでした。
 励ますこともしませんでした。

でも、その人に話しをしたことで、
その後の私が少しずつ変わっていったことは確かです。

・状況が言葉になる
・何が問題なのかが見えてくる
・自分の中でこんがらがっていた糸がほどける思い

それだけで、私は
次に何をすればいいか、自分で分かるようになりました。

話すことは、
「助けを求める行為」ではなく、
自分の中を整理する行為だったのだと思います。


私が今、話を聞く側に回っている理由

あなたが今、
「私はどうすればいいですか?」

と私に聞いたとしても、
私は、すぐに答えを出すことはしていません。

代わりに、
今どんな状態なのか
何が引っかかっているのか
どこで止まっているのか

これらを、あなたと一緒に言葉にしていきます。

答えはたいてい、その人の中にあります。
ただ、いろいろな糸が整理されずに、混線しているだけです。


終わりに

もし今、
一人で考え続けて疲れているなら、
「解決しよう」としなくても大丈夫です。

ただ、
状況を言葉にする時間を持つだけでも、
次の一歩は見えてきます。

そのための場として、
30分という短い時間を用意しています。
必要なときに、使ってください。

ひとりで抱えず

30分で、一緒に整理します。

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